TOSHIです。
もうすぐゴールデンウィークです。南禅寺界隈も連休を控え、のんびりしています。
5月といえば当館よりほど近い「蹴上浄水場の躑躅」の公開が人気です。
新緑も美しく、東山は散策にはもってこいですね。
当館の庭園も新緑が綺麗です。そんな当館の庭園の脇にある井戸には
歴史の長い京都の老舗ならではのエピソードがあります。
旅館八千代は、江戸時代の国文学者であり、「雨月物語」の著者でもある上田秋成が
晩年隠棲し、自ら「うずら居の庵」と称して余生をたのしんだ旧跡です。
文化四年(1807年)上田秋成七十四歳の秋、無益の草紙、世に残さじと稿本若干を古井戸に投じて「今は心ゆきぬ 長き夢 見果てぬ程に 我が魂の 古井におちて 心さむしも」とよみしを隣人の大澤清規、これを名づけて「夢の井戸」と言い、
今も旅館、八千代の料庭の片隅に名残りをとどめています。
「夢の井戸」
上田秋成没 文化六年(1809年)76歳 お墓は向かいの西福寺に在ります。
そんな京都の歴史を伝え、残していく想いを込め、料庭の創業当時より少しの数ですが、
京の懐石弁当 「雨月」をご用意しております。
二重に亀甲の器に旬の京野菜、湯葉など旬の素材をふんだんに盛り込んだ京懐石弁当。
当館発祥の南禅寺蒸しは季節の食材を緩めの出汁卵で蒸し、吉野葛を流し込んだ一品です。
是非、新緑の散策のご休憩にお立ち寄りくださいませ。





